食パンで簡単!フロランタン風ラスクの作り方|サクサク食感の決め手と失敗しないコツも解説

焼き菓子

はじめに

こんにちは。 おうちお菓子作りぴたんこです。

今回のお菓子は、頂き物の高級食パンでフロランタン風ラスクを作りましたので、その様子をお届けします。

アタクシの大好きなキャラメルナッツ系のお菓子2つのうちのひとつ。それが「フロランタン」

もう一つはなんやねん。

そのうちわかるよ。

もったいぶってんじゃねぇ。

フロランタンは硬いので、2021年に顎関節症を悪化させてからというもの、長らく遠ざかっておりました。

2021年以前のフロランタン画像

2021年以降作っとらんのか〜い。

フロランタンより歯応えが軽いラスクなら安心。

おっさんのアゴはどうでもええねん。

職場で、東京ラスクのキャラメルアマンドというフロランタン風ラスクを頂くたびに、おうちで作りたいなーという思いを募らせていたアタクシ。

おっさんの職場、よー菓子出てくんな。

おっさん、どんだけ思いが募(つの)ったら作り始めんのかいな。

フロランタン風ラスクなら普通のフロランタンのようにクッキー生地を作る手間が省けるので、心理的ハードルがだいぶ軽減されて チャレンジしやすいお菓子だと思います。

4年以上もフロランタンから遠ざかっているアゴズレおじさんの心理的ハードルをなんとかしなさいよ。

・・・。

全体の流れ

  1. 飴がけアーモンドスライスの計量。
  2. 食パンのスライスと乾燥焼き。
  3. 飴がけアーモンドスライスを作って食パンに塗り広げる。
  4. オーブンで焼く。
  5. 粗熱が取れてから、まだ温かいうちにカットする。
  6. 密封容器に入れる。

冬はエアコンなどで 部屋の温度をなるべく暖かくしておいた方が、 飴がけアーモンドスライスを塗り広げる時の固まり方が緩やかになり、作業しやすいです。

冬場は、食パンの乾燥焼きが出来ると同時に、飴がけアーモンドスライスも出来上がるように、食パン乾燥焼きが終わりそうなところで、鍋に火をつけます。

エアコンをつけるのと同じ理由で、食パンが温かい方が、飴がけアーモンドスライスを塗り広げる作業がしやすいので。

わかりやすい動画と配合の紹介

この先生の動画、とってもわかりやすいです。中嶋咲絵 先生。チャンネル名「Saki plus」です。

ザクザクッ!【フロランタンラスク】【Florenttine Rusk】の作り方

アタクシが作っていたフロランタンの飴がけ部分は、グラニュー糖と水飴とハチミツに、生クリームとバターが同割という配合で作っていたけど、この先生の配合は生クリームを使っていないので、お値段お高めの生クリームを買わずともフロランタンができてしまうというありがたいレシピなのです。

この先生の本もわかりやすくて、長年お菓子本に心血を注いできたアタクシの目ききアンテナで直感計測したところ、AAA(トリプルエー)の一冊でした。最後に紹介しますね。

心血て、おっさん ただ本 眺めとるだけやないかいっ!

また、この本の中には、ほんまもんのフロランタンの作り方も載っています。

配合

フロランタンの上掛け(飴がけアーモンドスライス)の配合です。

小さめの食パン6枚分
(普通の食パン5枚分)
水飴30
グラニュー糖40
バター40
牛乳13
アーモンドスライス80

作り方

飴がけアーモンドスライスの計量

アーモンドスライス以外の材料(水飴、グラニュー糖、バター、牛乳)を手鍋に入れておきます。

バターは薄めにスライスして一か所にまとまらないようにバラして手鍋に入れておくと溶けやすいよ。

食パンのスライスと乾燥焼き

食パンの厚みはキッチリ1cm 厚にスライスします。いただいた高級食パンは緻密な内層で、ドッシリと重く、カットしやすかったので、厚み1cmの薄切りが出来ました。

そげなピッタリいくかいな。

市販の食パンなら10枚切りがベスト。

10枚切りなんて買ったことねーわ。

8枚切りでもやってみたけど、食パンの部分が多いと甘さが足りなくてバランスがよろしくありまへん。

粉糖でも振っときゃええやんけ。

・・・。

天板にシリコーンマットを敷いて、食パンを並べ、150℃ 20分

10分経過したら食パンを裏返してもう10分焼いてね。

うっすらと色が付き始め 表面がザリっと固くなるくらいしっかり乾燥焼きします。ここで しっかりと乾燥焼きしておくことがとっても重要。

食パンを裏返すのは、途中で反り返ってしまうことがあるので、なるべく平らになるように裏返しています。

合計20分前後の 乾燥焼き時間となりましたが、時間は目安です。見た目や触った感じで判断してね。

乾燥焼きをテキトーにやって飴がけアーモンドスライスをのせた後の焼成で、食パンの中心までなかなか火が入らず、後で150℃15〜30分 追加で焼くなど、何度も失敗を重ねた結果、食パンの最初の乾燥焼きは、合計20分前後とさせていただきました。

乾燥焼きをしっかりやったとしても、最終的な焼き上がりの断面を見て、焼き時間を追加するかどうか判断しないといけないです。

歯応えクニャクニャのラスクを噛んだ時の失望感。

それはもうクニャクニャクイニーアマン。

なんでそうなんのや。ヘタなダジャレ言わんでええねん。

飴がけアーモンドスライスを作って食パンに塗り広げる

手鍋の材料を中火にかけて、沸騰したらアーモンドスライスを加えて1分くらい混ぜ続けます。

鍋底が茶色く色づいてしまうようなら火が強すぎです。茶色くなる前に火から外してね。

今回くらいの量だと直径18cmの鍋にミニゴムベラが使いやすかったよ。

オーブンで焼く

天板に乾燥焼きで使ったシリコーンマットを敷いたまま、飴がけアーモンドスライスを塗り広げた食パンを並べて170℃ 25分

飴がけアーモンドスライスを塗り広げるのもミニゴムベラが使いやすいです。

暖色のライトだとオーブン内の正確な焼き色が分かりにくい。白色の明るいLEDライトと庫内カメラを付けてカメラの映像を外のモニターに映してほしい。

そんな装備のオーブン買ったら おっさんの給与とボーナスが一瞬で消し飛ぶんじゃないの?

その前にスタンドミキサー買った方がええんちゃうの?

・・・。

乾燥焼きがしっかり出来ていない状態で、飴がけアーモンドスライスをのせて焼いた場合、表面の焼き色が良くても 下の写真のように断面が白いまま残って、サクサク食感は表面だけで 白い所はグンニャリしているので美味しくないです。

断面の白色が残ってしまった場合は、150℃のオーブンで15〜30分ほど 様子を見ながら白い部分がなくなるまで追加で焼いてください。

上の写真の時は、再度 オーブンに入れて、150℃で約30分もかかってしまいました。

トースターでサッと乾燥焼きできるかも。と思いこんでトースターにかけてみたところ、しばらくするとモクモクと煙が上がり始め、中からまっくろくろすけと化した四角い炭が現れました。

よっ、待ってました!ぴたんこ新喜劇のネタ。スズリで擦って書き初めで使ってや。

ネタちゃうわ。

ビビリのアタクシは焼き色を確認するために、何度もオーブンのフタを開け閉めしてしまったために、オーブンの温度が上がりきらず 150℃追加焼きの時間が30分もかかってしまいました。

トースターで炭作ったおっさんが何ビビりちらかしてんねん。

150℃の最初の乾燥焼きがしっかり出来ていれば、170℃の本焼きで断面の中心までしっかりと焼き色が付き、追加の焼成がほぼ不要になります。

裏面の色はこんな感じでした。

カット

完全に冷めてしまうとアーモンドスライスの部分が綺麗に切れないので、カットは粗熱が取れてから、まだ なま温かいうちにアーモンドスライスが付いた方を下にして、スライサーで4等分にカットします。

スライサーとは刃が波波(なみなみ)になっているので、波刃(なみば)と呼んだりもします。また、パン切り包丁とかブレッドスライサーとかブレッドナイフとか言ったりもします。

英語ではserrated knife(セレーテッド ナイフ…鋸歯の、ギザギザのナイフ) なんて言うそうです。

アーモンドスライスをスライサーでカットて、スライサーがアーモンドスライスの親戚か何かかと思たわ。

紛らわしいから波刃(なみば)でええやんか。

波刃なんて聞いたことねぇわ。パン切り包丁でええがな。

・・・。

最後におすすめのスライサーを紹介します。

密封容器に入れる

密封容器はパッキンが付いているようなのがおすすめですが、普段使いのタッパーでもラップを1枚かませてからフタしてあげると湿気をだいぶ防げます。

開け閉めしているうちに破けちゃうけどね。

中にシリカゲルを入れてあげれば完璧です。

最後に

これはザクザク感がクセになって止まりまへんな。

たくさんあったのに気付いたら全部 食うてもうた。依存症レベルですな。

ではまた、次回もお楽しみに。じゃね〜!

アーモンドてんこ盛りが美味しいかなと、普通サイズの食パン5枚の飴がけアーモンドスライスの配合量を食パン4枚にのせて焼いたら、焼いている間に流れてはみ出してしまいました。

のせすぎは良くないです。

当たり前やがな。

道具・材料の紹介

以下の鍋についてはこちらの記事をご参照下さい。「買って絶対に後悔しないオススメの鍋」

アタクシの使っているスライサーは、確か20数年前に東京代官山のパントリーとかいう名前のお店で購入したものです。

AmazonやYahoo!ショッピングでは取り扱いがないようで、楽天のふるさと納税でしか見つけることができませんでした。

ブレード(刃)の長さが25cm、全長37cm商品名「CHIC パン・ハム切ナイフ 250mm(KC-014)」

調べてみると、CHICの製造元は岐阜県は刃物の町、関市にある株式会社北正でしたが、会社のサイトやカタログのどこを見てもこのスライサーを見つけることはできませんでした。

アタクシが使っているブレード(刃)の長さ25cmが使いやすいサイズだとは思いますが、スポンジケーキをルーラーをガイドにしてスライスする時は、もう少しブレードが長い方が切りやすいと感じたりもします。

もう一つ紹介しているVICTORINOX(ビクトリノックス)は長さの選択肢がありますので、ブレードの長さと、柄の部分を足した全長のサイズを確認して、自宅の定規などでイメージしてみて下さい。

VICTORINOX(ビクトリノックス)
ブレード長21cmは全長33.4cm
ブレード長25cmは全長38.7cm
ブレード長30cmは全長43.5cm
ブレード長36cmは全長49cm

その他、先端形状がとがっているか丸いかの違いがあります。

本の紹介

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