完璧な「なめらかプリン」を作るための全10回シリーズ 第2回「容器選び」

プリン・カスター

ベストな容器

プリン作りで最初に迷うのは、プリン型に何使おうかな?どんな容器がいいのかな?だと思います。

結論は、「陶器か耐熱ガラスで、厚みがあって、縦長のものを使う」です。

プリンは、ゆっくり温まることで滑らかな固まり方をしますので、プリン型はなるべく熱の伝わりにくい陶器やガラスで厚みがあるものが理想的。

縦長容器のほうが鍋やオーブンにたくさん並べられるし、プリン液がこぼれにくいよ。


オーブンで湯煎焼きをする時、浅いプリン型を使うと、ちょっと揺れただけで湯煎のお湯がプリン型に入ってしまうことも。

写真の様な縦長の型がオススメ。左側の白い陶器製の型は、厚みがあまりないけど、牧場のミルク缶の形が可愛くて、お菓子屋さんで買ったものを再利用でずっと使っています。

当たり前みたいな話だけど、お菓子屋さんで買ったプリンの型が一番使える気がする。

まずはお菓子屋さんのショーケースの中から、おうちで使えそうなプリン容器を物色して〜。

どんな客やねんっ!

金属製の薄いプリン型は、熱の伝わりが早く”す”がはいりやすいのでおすすめできません。

ただし、ステンレスは金属の中では、割と熱の伝わりが悪い方なので、なんだかいけそうな気がする〜。あると思います。

テキトーなこと言うたらあかん。

「す」って何?

ところで「す」って何?

”す”とは、プリン液を高温で急に加熱した場合、卵タンパク質が急激に凝固して、プリン液内で発生した気泡や水蒸気が逃げ切れずに、そのまま固まって穴となって残る現象です。

見た目も食感も悪くなるよ。

プリンや茶碗蒸しにできた細かい穴の集合が、「蜂の巣(ハチのす)」のように見えることから、「す」は、蜂の「巣」に由来するという説が有力だそうです。

ほんまかいな。

”す”が入るほど急速に加熱されたことによって、タンパク質がギュッと締まって固まってしまうことで、食感がモロモロとして滑らかではなくなってしまうことが問題です。

絹ごし豆腐のように柔らかく滑らかに固まって欲しいのに、木綿豆腐のようにかたくしっかりとした感じに固まって、ブリンブリンした食感になってしまうとプリンの魅力半減。

ブリンブリンなプリンが好きな人もおるけどな〜。

熱の伝わりの緩やかな厚みのある陶器などの型を使ったとしても、加熱しすぎると、やっぱり”す”が入ってしまいます。


温度と時間は厳しく管理しないといけません。ご注意を。

次回、第3回はキャラメルだよ!
お楽しみに〜。

第3回「初心者泣かせのキャラメル作り」

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