はじめに
こんにちは〜、おうちお菓子つくりぴたんこです。
今回紹介するお菓子は「かぼちゃプリン」
スーパーでカボチャがゴロゴロしてたので、つい。
国産かぼちゃの旬は、一般的に夏と冬の年2回あります。夏は7月から8月頃が収穫の最盛期で、冬は夏に収穫されたものを追熟させたものが10月頃から出回ります。

いつも投稿するのが遅いねん。旬が終わってまうわ!

ハーフサイズならまだしも、丸のまま買ってくると、うちの刃渡り17cmしかない包丁で まっぷたつにするのが、とてつもなく大変でした。

刃渡り40cmくらいのでかい包丁が欲しい。

家にそんなでかい包丁あったら怖ぇ〜わ。丸のままレンチンして柔らかくしてから切ったらどお?

爆発したらどうしよう。卵の爆発は何度も経験したけど、かぼちゃの爆発は卵の爆発の100倍くらいの破壊力がありそう。

レンジが破壊されるレベルの爆発が起きて、かぼちゃまみれのおっさんが倒れてたら笑える。

笑えね〜わ。
700Wの電子レンジで2分かけてみたけどミシミシ怖い音が聞こえてきたから止めました。

危ないことやってんじゃないわよ。
レンチンしないでまっぷたつにした前回よりも少し切りやすかったけど、爆発が恐ろしいので絶対にオススメしません。
かぼちゃを丸のままレンジにかけるのはやめて、もしレンチンするなら、どこか一部を切り落としてから、ちょっとずつレンジにかけるか、最初から半割りのかぼちゃを購入しましょう。
素朴な疑問

先に素朴な疑問を全部解消してほしい。
かぼちゃはどのくらい入れる?
牛乳(+生クリーム)の 50〜100% つまり半分〜同割です。

それって、おっさんの感想ですよね。

もちろん50%以下の配合もあります。アタクシの理想は間をとって70%
牛乳(+生クリーム)が500gなら、かぼちゃが250〜500gてな感じ。
アタクシは 70% なので、牛乳が500g なら、かぼちゃが 350g が良いと思っています。
かぼちゃ少なめのレシピ(牛乳の40%のかぼちゃ)で、大きめのガラスボールで作ってみたら、かぼちゃが集中した下の層が2cmくらいと、かぼちゃの少ない上の層が1cmくらい出来て、はっきりと2層になってしまいました。

かぼちゃの多い下の層が美味しかったわ。

カボチャが少なすぎると2層になるのかな?
ただし不思議なもので、かぼちゃを増やして(牛乳に対して70%)で作ったとしても、縦長のミルク缶型の小さい容器に限っては、かぼちゃが 上の方に集中して、上半分はただのかぼちゃの裏漉しをそのまま食べているような感じになってしまいました。
同じ配合で、大きめのガラス容器に流して作ったものは、均一な仕上がりだったのに、不思議。

作れば作るほど迷宮入りするいつものパターン。
かぼちゃの加熱は?
蒸し器でも、圧力鍋でも、ラップしてレンジでも OK。

普通の鍋で水から茹でてもいけるよね。

耐熱ラップで包んでレンチンが一番ラクやろ。
アタクシは圧力鍋を使っています。皮むき後のかぼちゃ重量の3分の1の水を入れて、蒸気が上がってから3分弱火加熱して放置。

なんでラクを選ばんのや。

圧力鍋を使うと、かぼちゃが水分を含んで柔らかくなり、裏漉ししやすいから。

そしたら耐熱容器に水張ってラップしてレンチンすりゃええやんけ。

・・・。や、やってみる。
大きめの耐熱ガラスボールに、かわむき後のかぼちゃ600gと水100gを入れてラップし、700Wの電子レンジで、柔らかくなるまで13分もかかったよ。
かぼちゃの裏漉しは必要?
食感をわざと残すのでなければ、かぼちゃの裏漉しはした方がいいです。

大きめのフードプロセッサーがあるなら、かなりなめらかな状態までもっていけると思うから裏漉しいらないかも。

どっちやねん。おっさん大きいフードプロセッサー持ってないやろ。
加熱して柔らかくしたかぼちゃを、フォークやホイッパー、すりこぎ棒などで、潰しながら混ぜていくやり方もあれば、アタクシのように漉し器を使って裏漉ししてから混ぜていくやり方もあります。
または、フードプロセッサーを使って滑らかにするやり方もあります。
また、かぼちゃそのものの裏漉しとは別に、全ての材料が混ざった液体を、最後に仕上げの裏漉しをしますが、それもレシピによって、したりしなかったりで選択肢があれこれいっぱい。
今回何度か作ったかぼちゃプリンの中で、最初に作った、食感にざらつきが感じられるカボチャプリンと、その後、作り直して仕上げの裏漉しをきっちりやったかぼちゃプリンでは、後者の方が圧倒的に食感なめらかでした。

食感にざらつきが感じられるってなんやねん。かぼちゃは漉したのに、最後の液体は漉さなかったんか?

漉し器で裏漉したかぼちゃをちょっと置いといたら、でんぷん同士が冷めてくっついて固まってしまったと思うんだけど、最後の仕上げの裏漉しの時に、漉し網の目が詰まりまくりで、びちゃびちゃ溢れてしもてゴムベラでちょこちょこやっても通らなかったから、最後の裏漉しを粗めのストレーナー(ザルみたいなやつ)で通してなんとか誤魔化して、細かい網目を通すことをあきらめてしもた。だからザラつく食感になった模様。

かぼちゃの裏漉しをやった後、かぼちゃが冷めないうちに、熱い牛乳を混ぜないとうまく混ざらないのね。

裏漉し後のかぼちゃが、冷めてしまった場合は、熱い牛乳を混ぜる前にレンジで温めてあげればいいと思うよ。

めんどくせぇ〜わ。

かぼちゃの裏漉しはやめて、ここはやっぱりフードプロセッサーの出番じゃないかしら?

全ての材料が入るデカいフードプロセッサーが欲しい。
とか言いながら、4年前にフードプロセッサーでかぼちゃプリン作った時のアタクシのスマホメモには、「フードプロセッサーを使うより裏漉した方が早いし、洗い物もラク。」と書いてあって悩んでしまう。

小さいフードプロセッサーだから入りきらなくて2度に分けてやるのも面倒。

裏漉しの方がよっぽどめんどくせ〜わっ!
裏漉し初心者にとって、裏漉しほど面倒なことはないと思うので、やっぱりデカいフードプロセッサーが最良の選択肢かな? デカいフードプロセッサーさえあれば、かぼちゃの裏漉しの悩みが全て吹っ飛びそうな予感。

デカいフードプロセッサー買わせようとしとるやろ。

すり鉢とすりこぎ棒とか、フォークで潰してもいいけど、疲れちゃうからね。
裏漉しのやり方と大変さを再認識する過去記事はこちら→芋ようかん
混ぜ方や持っている道具との兼ね合いで、いろんなパターンがあるので、条件に合わせて好きに選択してくれればOKです。

オラめんどくさいのはイヤだ。
全ての材料を混ぜた後の液体を、最後に目の細かい漉し器を通してあげれば、口当たりなめらかなかぼちゃプリンに仕上がります。
ただし、漉しにくいので、最後の裏漉しで目が詰まってしまう場合は、粗い目の漉し器を通してから細かい目の漉し器を通すなど工夫が必要です。

網の目が詰まって、ゴムベラで擦りながら少しずつ通していくので大変。

最後のひと手間。
混ぜる順番は? 混ぜ方は?
これまでの解説でわかるように、
冷めると澱粉が固まって混ざりにくくなるペースト状のかぼちゃに、他の材料を混ぜていくので、かぼちゃが温かいうちに、熱い牛乳を徐々に加えて、最後に卵液を加えます。

デカいハイパワーなフードプロセッサーがあればこんなこと気にしなくてもいいと思うんだけどね。

かぼちゃプリンのためだけにデカいフードプロセッサー買いたくねぇわ。
まず裏漉した後のかぼちゃ(または、フードプロセッサーでペースト状にしたかぼちゃ)に、熱々の牛乳を混ぜます。(一度に全部加えない。3分の1くらいずつ。徐々にペーストの硬さをゆるめていく。そのほうがうまく混ざります。)
最後にときほぐした卵を加えます。 そして漉す。 以上。
フードプロセッサーのような強い力で撹拌する場合は、かぼちゃに卵を先に加えて最後に牛乳でも問題ないですが、ホイッパーで地道に混ぜていく場合は、かぼちゃが冷めてしまうと、せっかく漉してばらけている澱粉がくっつきあって、ただでさえ大変な最後の仕上げの裏漉しが、とても難しくなってしまうので、かぼちゃが温かいうちに、熱い牛乳を加え、最後に卵を加えるのが理想的です。

冷めないうちにって、手が追いつかねーわっ!

冷めたり乾燥すると固まる澱粉の宿命。手が追いつかない場合は、漉したかぼちゃを大きめの耐熱ガラスボールなどの容器に入れて、乾燥しないようにラップしておいて、熱い牛乳を混ぜる直前に、レンジでかぼちゃを温めてあげましょう。
副材料を入れる場合の混ぜ方

副材料は無くてもできますので、お好みで。
シナモンパウダーを加える場合は、最後に入れたりすると、塊になってぷかぷか浮かんで混ざらないので、グラニュー糖のボールに入れてミニホイッパーなどでよく混ぜておきましょう。
バニラペーストは卵のボールに入れて卵と一緒に先に混ぜておいた方が安心です。

最後に入れると、ちゃんと分散してくれるか心配だしね。
お酒も先に入れておいた方が忘れないので、卵のボールに入れといちゃいましょう。
生クリームは無しでもできる?
普通のプリンでもそうだけど、生クリームありでもなしでもそれぞれに良さがあります。

生クリーム無しでも、とんでもなく美味しいかぼちゃプリンができるから試してみて!
生クリームを入れる場合は、牛乳の5分の1〜半分を、生クリームに置き換えてみて下さい。
生クリームを加えると乳脂肪分の比重が軽いので、生クリームが浮いて層が出来やすいです。
生クリーム無しで作ったカボチャプリンでは、比重の重いかぼちゃが底に沈んで、これまた2層になってしまいました。

生クリームを使っても使わなくても2層になっとるやんけ。
そうかと思えば、生クリーム有りで作ったカボチャプリンでは、何故か小さい型限定で、かぼちゃが上に集中してしまいました。

どっちやねん。

わけわからん。

作れば作るほど迷宮入りするいつものパターン。
生クリームは仕上げの飾りとして上にのっけてあげると最高です。プリンの配合中に入れるのもいいけど、かぼちゃプリンの上にホイップした生クリームを絞ってあげたら完璧!!

めんどくせぇ〜の極み。
型はどんな型がいい?
今回使う型は、メイドインおフランスは デュラレックスの 「耐熱ガラス スクエア型」です。 (29×23cm 容量が2.4L 底の内側が約18cm 間口の内側が約21cm 高さは内側が6cm、外側6.5cm )



かぼちゃプリンは、大きな分厚い耐熱ガラス容器で作るのがオススメです。
または大きめ厚めの陶器。深めのグラタン皿みたいなのとか、土鍋とかもぶあつくて良いと思う。

土鍋プリンって見たことある。
プリンはゆっくり加熱されると「ス」が入りにくいので、分厚い容器がオススメです。
どうしても分厚い容器がない場合は、スポンジケーキを焼く時の丸い金属の型でも良いと思います。
丸い金属の型を使う場合、湯煎焼きする(お湯の中に型を入れる)ので、底が抜けないタイプの丸型を使います。できれば金属の中では熱の伝わり方が遅めで、かつ金属の匂い移りも少ないステンレス製をオススメします。

スが入るかも。
鍋やフライパンでできる?
オーブンの方が一定の熱で安定した加熱ができるので、一番のおすすめはオーブンですが、鍋やフライパンでも、火力と時間に最大の注意を払えばできます。
詳しくは過去記事「オーブンか、鍋か、それが問題だ」をご参照ください。
キャラメルの煮詰め加減は?
キャラメルの煮詰めは、みなさんが思っているよりも、ちょっとキツめな焦がし具合にした方が美味しく仕上がります。これも過去記事をご参照ください。
こちらの記事では、理想の「グラニュー糖:水」が、「7:1」 と謳(うた)っていますが、これは、保存用としてベタつかずにしっかりと固まるキャラメルの理想の比率ですので、
今回のように大きめの型の底に流すようなキャラメルであれば、「グラニュー糖:水」が、「7:1」ではなく、「3:1」をオススメします。
「7:1」「3:1」みたいな比率はアタクシの経験と記録によるものです。過信せず、あくまで目安だと思って、一つの参考にして下さい。

「3:1」で緩めに作って、型の底にキャラメルを流さずに、最後にキャラメルソースをかけるっちゅうパターンにしてもいいよ。

そしたらキャラメル何度失敗してもやり直しできるね。
「3:1」→グラニュー糖 30g:水10g で作ったキャラメルソース。直径11cmの鍋で作って、このくらいの量。


冷めたらだいぶ硬くなってしもた。熱湯足して緩めなあきまへん。続報をお待ちください。

さっそく失敗しとんのかい! 今すぐやれ!今すぐ!! 経験と記録て、どの口が言うとんねん。
ソース状のキャラメルは、グラニュー糖:水 が「2:1」 に変更します。許してちょ。
キャラメル「グラニュー糖:水」比率まとめ
しっかり固まる保存タイプ 「7:1」
大きめの型の底に広げるタイプ 「3:1」
上からかけるソースタイプ 「2:1」
※ソースタイプは、冷めないと粘度がはっきりわからないので、冷ましてみてゆるいときはもう少し加熱して水分を飛ばし、硬い時は、加熱してキャラメルを緩めたところに、熱湯を少し足して微調整してね。
さっき失敗してネチネチになってしまった「グラニュー糖30g:水10g」のキャラメルを、再度加熱してちょっとだけ緩めて、熱湯7g足したらソース状にリカバーできました。

出来立てビシャビシャでも、冷蔵庫入れてしばらくするとネチネチになってたりするので、ほんと加減が難しい。


よーく冷やして、この粘度。つーっと細い糸のようにつながって流れる。60gのグラニュー糖と30gの水で作って、これくらいの量。

底にもキャラメル、表面にもキャラメルソースのダブルキャラメルかぼちゃプリンが食べたい。

そのスタバみたいなネーミングのかぼちゃプリン、やってみたいね。
「グラニュー糖:水」が、「7:1」のような、水が少ないキャラメルであれば、水を一度に入れても大丈夫ですが、
「グラニュー糖:水」が、「3:1」のように、水の比率が多くなれば、キャラメルが一気に冷めてカチカチの飴状態になってしまい、溶かすのに時間がかかってしまうので、少しずつ加えるようにして下さい。
ただし、ゆっくり加えすぎても、煮詰めすぎになって、「グラニュー糖:水」の比率が崩れてしまいます。固まってしまった部分はある程度加熱して溶かしてあげないといけないので、水分が蒸発して比率はどうしても崩れるものですが、やり過ぎないように加減して下さい。
それと蒸気の火傷には細心の注意を払って下さい!!水入れの時は鍋の上に手を出さないこと!!

鍋の上に手があると100%火傷します!!
普通のプリン作る時に保存したおはじき状のキャラメルがいっぱい余っていたら、それを型の底にじゃらじゃら並べて、プリン液を流しても、出来上がりはちゃんと溶けて、底一面に広がるので、ストックがたくさんある方はそれを気にせず使ってね。

そんなストック溜め込んでんのおっさんだけや!
選択の自由
それぞれの工程にたくさんの選択肢があって、どれを選んでもOKです。
自分が気に入った、あるいは道具の有無などで、臨機応変に選んでみて下さい。
アタクシの場合は、絶対にこれっていうバイアス(考え方の偏り)に陥ってしまうので、皆さんには自由に、いろんなやり方を気軽に選んで、お菓子つくりを楽しんで欲しいと思います。

おっさん、普通のプリン作りも、長年オーブンから離れられなかったもんな。

そうそう、鍋で簡単に出来たのにね。
全体の流れ
- キャラメルを作り、型に流します。(柔らかめに作ったキャラメルソースを、プリンを食べる前にプリンの上にかけるやり方でもOK。もちろんダブルキャラメルかぼちゃプリンにしてもね。)
- かぼちゃの皮をむいて加熱して潰し(裏漉し)ます。(皮を後からむくやり方でもOK)
- 他の材料と混ぜて、漉して型に流します。
- オーブンで湯煎焼きします。(鍋やフライパンで作るやり方でもOK)
作り方
キャラメル
キャラメルは、グラニュー糖100g 水30
小鍋にグラニュー糖を入れてそのまま火にかけ、鍋を振りながら全体がなるべく均一になるように溶かし、焦がします。
最初からグラニュー糖に水を入れるレシピばかりですが、加熱に時間がかかるので、グラニュー糖だけで焦がしていきます。詳しくは、キャラメル作りの疑問 最初に水を入れたほうがいいの?をご覧ください。

最初から水を入れないそのこだわりのキャラメル作り、初心者向けじゃないからやめてんか?
ほな、ちょっと時間かかるけど、グラニュー糖100gに対して、水20g先に入れてから火にかけて、そんでいい感じの焦げ茶色になったら、水30g加えて完成させてみて。

このやり方なら上白糖を使っても上手にキャラメルができるよ。
焦げ茶色になった所に水を一度に入れるとキャラメルが飴状に固まってしまい、溶かすのに時間がかかるので、複数回に分けて水を加え(鍋を回し振りながら弱火にかけながら)全体を均一に調整してから、ガラス容器に流して下さい。


キャラメルの鍋の隣にあるボールの中身は、本来は水なので透明なはずですが、ブランデーみたいな色をしているのは、アタクシのアレンジでラム酒を混ぜているからです。
プリン液に混ぜるラム酒とは別に、キャラメルにまで、ラム酒の香りをつけるという秘技。

レシピにないことやらんでええねん。混乱するわ。
注:キャラメルのグラニュー糖100gは、以下のかぼちゃプリン配合中のグラニュー糖100gとは別物です。
配合
かぼちゃ | 500 |
牛乳 | 600 |
生クリーム | 100 |
グラニュー糖(上白糖でも可) | 100 |
卵黄 | 150 |
卵白 | 100 |
ラム酒 | 10 |
バニラペースト | 5 |
シナモンパウダー | 0.5 |
ラム酒以下の副材料は無くてもOKです。

無くてもOKな副材料とかごちゃごちゃ載せんでええねん。生クリームも最初なんだから無しにして、牛乳700でええやんか。
かぼちゃ | 500 |
牛乳 | 700 |
グラニュー糖 | 100 |
卵黄 | 150 |
卵白 | 100 |

おう、だいぶスッキリしたやんけ。
上記の配合で、今回使用している「2.4 L 」の耐熱ガラス容器に約3分の2(容器の高さ6cmに対してプリン生地の高さ4cm)の仕上がり量でした。
上記の配合のトータルの重量が1550g。最後に裏漉しして少し減ることを考慮して、ざっくりと1500gとします。
ご使用の型に、出来上がりのプリンの量をイメージして、水を張ってみて、水の重量を計ってみて下さい。
水の重量が750gくらいなら、上記配合を2分の1に、水の重量が500gくらいなら、上記配合を3分の1にして調整して下さい。

そげなピッタリいくかいな。
かぼちゃのサイズと裏漉し
今回購入した かぼちゃは、1玉 直径約 16cm ( 高さ約10cm )1600gでした。


手のひらサイズ。
まっぷたつにカットして 800g。
種を取って、約650g〜700g。
皮をむいて、約550g〜600g。
かぼちゃの半量の水と共に圧力鍋にかけて、蒸気が上がってから弱火3分。しばらく放置。
水分を含んで、約600〜650gに増えます。
漉し器で裏漉して、約550〜600g。
ここから500g計量して使います。

大まかな目安です。

そんな目安いらんねん。
かぼちゃの肉の厚みの個体差、種取りや皮むき、裏漉しによって失われる部分、傷んでいるところを取り除いたりするイレギュラーもあるので、使用するかぼちゃの重量はレシピ量の2倍は、あった方が良いと思います。
とはいえ今回の配合量のかぼちゃが足りなかったとしても、様々なレシピを見れば、かぼちゃの分量はものすごく幅があるので気にせず作ってみましょう。




皮の近くの緑色のところ、もっとしっかりとった方がいいんじゃない?

分厚くむくともったいないから。仕上がり見たらわかるけど、そんなに気にならなかったよ。
皮むき後のかぼちゃの3分の1くらいの水を入れて、圧力鍋で加熱。蒸気が出てから弱火で3分→しばらく放置。余ったお湯を捨ててカボチャだけ取り出して裏漉しして下さい。

やっぱり圧力鍋を使うのね。

他の料理にも使い道がたくさんあってガスの節約にもなるよ。

料理をしないことが一番の節約。

・・・。



一番下に濡らして絞った濡れ布巾を敷いておくと漉し器が滑りにくいです。濡れ布巾の上に大きめのラップを敷いて漉し器を置いて裏漉します。
ラップを敷いておくのは、裏漉した後、下に落ちたかぼちゃを回収しやすいからです。


かぼちゃを一個ずつ裏漉していきます。一個取り出すたび、残りが乾燥したり冷めたりしないように鍋に毎回フタかラップをしておきましょう。
混ぜ方
グラニュー糖は全て牛乳(+生クリーム)の鍋に入れて下さい。
・約80℃に温めた牛乳(+生クリーム)を裏漉しかぼちゃに3回くらいに分けて混ぜていきます。
3回と言っても3等分ではなく、最初の1回目でかぼちゃがペースト状になるように微調整して下さい。1回目の牛乳混ぜで、しっかりかぼちゃをペースト状にすることで、この後残りの牛乳と、卵が混ざりやすくなります。
目の細かい漉し器で裏漉ししたら耐熱ガラス容器に流します。
この時、ゴムベラに液体を伝わせながら流すと、気泡が出来にくいです。


焼き方


アルミ箔でフタを、オーブンの熱風でアルミ箔が飛ばないように、鉄板で重しをしています。
50℃〜60℃くらいのたっぷりの湯煎につけて 150℃〜160℃ 約90分
アタクシは160℃で60分+150℃で30分 でやってみました。
少し小さめの型で800〜1000gくらいの生地量なら、150℃で約90分 くらいで様子を見て下さい。

型を少しゆすってみて、表面中央がタポタポ波打つ感じがしたらまだ早い、表面全体がブルブルと揺れる感じならOK。

タポタポ波打つ感じとブルブル感? わかんねぇ。
型をそーっと傾けてみて、プリンの表面がかなり偏って膨らんでしまう場合はまだ早いです。
出来上がったら、しばらく室温に放置して粗熱をとり、冷蔵庫でガッツリ冷やしましょう。
食べる時、ひっくり返す場合は、ミニゴムベラなどをガラス型の縁に沿って型の底めがけて深く差し込んでフチをはがしておき、大きな四角い皿か、バットをかぶせてひっくり返して下さい。それからペティナイフで切り込みを入れて下さい。


食べる時、ひっくり返さない場合は、お好みのサイズにペティナイフで切り込みを入れてから、ミニゴムベラなどで、取り出して下さい。多少形は崩れちゃうけどね。
2.4Lのガラス型に、かぼちゃプリンの配合トータル約1500gのプリン生地が入って、型の高さ6cmに対して、プリンの高さが4cmでした。

同じこと何度も言わんでええねん。
最後にもう一度
再チャレンジ
裏漉し後のかぼちゃ | 900 |
牛乳 | 1000 |
生クリーム | 200 |
グラニュー糖 | 150 |
卵黄 | 200 |
卵白 | 200 |
ラム酒 | 20 |





おっ、今度はキレイに皮むいとるやんけ。



まだ温かい裏漉しかぼちゃに、熱々の牛乳+生クリームを徐々に混ぜていきます。


全卵を加えたらひたすら漉す。量が多すぎてやりにくいからボールを増やしました。



おっさん作りすぎ。量を加減しなさいよ。

こんな量で作ったら、どんなフードプロセッサーでもあふれると思うで。



皮の緑色の所ちゃんと取ったら綺麗な色味になったじゃないの?

そ、そーかな?
次回もおたのしみに。じゃね〜。

じゃね〜、じゃねーよ。上手く出来たんか?

でっかいガラス容器で作ったのは大成功。裏漉したかぼちゃが温かいうちに、熱い牛乳を混ぜて、最後もきっちり漉し器を通したから、食感なめらか。ちっさい容器は加熱が強すぎたからなのかイマイチ。なめらかさに欠ける。

ちっさい容器はオーブンに入りきらなくて鍋で作ったんだから、おっさんの加熱し過ぎの失敗でしょ?

鍋で作るプリン加熱の加減は何度やっても難しい・・・。
というわけで、デカい耐熱ガラス容器か土鍋で、どかーんとでっかく作ってみよう!!
再再チャレンジ
最後の裏漉しで、新しい発見があったのでお知らせ。




四角い容器、硬さ確認のために何度も傾けていたら、表面を突き破ってキャラメルソースが飛び出してしまいました。やり過ぎに気をつけましょう。
最後の裏漉しをスピードアップする秘策
最後の裏漉しは、ゴムベラでやるよりも、ホイッパーでやったほうが早いです。
ボールに細かい網目のストレーナーをセットし、プリン液を少しずつ注ぎながら、ストレーナーの中でぐるぐるホイッパーを動かしながら漉すと、早く漉すことができました。

ストレーナーが半球系の丸いタイプでないとできないね。
左手にプリン液のボール、右手にホイッパーと両手がふさがってしまうので、家族がいる方は誰かに手伝ってもらったほうが安心だと思います。

ゴムべらでちまちまやるよりも圧倒的に早かった。
最後にストレーナーに残った部分は、ゴムベラでこすって落とす必要があります。
裏漉した後の生地は、少し不均一なので泡立たない程度にゴムベラでそっと混ぜてから型に流して下さい。
次回もおたのしみに。じゃね〜。
下の商品をポチる前にこちらの記事を参考にしてね。ストレーナーについての解説です。
再再再チャレンジ

おっさん、しつこいわよ。どこまで続けるつもり?
牛乳とかぼちゃの同割配合で作ってみました。牛乳に対しておすすめのかぼちゃ量 70%を大幅に上回って 100% !!
かぼちゃ | 500 |
牛乳 | 500 |
グラニュー糖 | 70 |
卵黄 | 120 |
卵白 | 70 |
ラム酒 | 10 |



確かにう、うまいけど、確かにプリンだけど、の、喉越しがかぼちゃ・・・。
かぼちゃ屋さんのかぼちゃ濃厚プリンということなら納得できそうなかぼちゃプリン。
やっぱりおすすめは上限70%までにしておきましょう。

上記の牛乳500gの配合ならかぼちゃ350gだね。
それと温かいかぼちゃに熱い牛乳を混ぜても、その後の卵が冷え冷えだと、かぼちゃ澱粉が冷えて硬くなってきて裏漉しが大変になるので(特に冬は)、全体を温め直してから裏漉すと良いと思います。
温めすぎても、卵が固まり始めてしまうので、最後に大きめの鍋にぷりん液を移して、弱火で混ぜながらゆっくりと40℃くらいまで温めてから裏漉ししましょう。冬は50℃くらい。
キャラメルおはじき じゃらじゃらストック
あと、じゃらじゃら貯めておいたキャラメルおはじき使って、出来上がりの底がどんな感じになるか見てみる?



変な模様になってるけど、ちゃんと広がって溶けてるでしょ。

おっさん、再再再再チャレンジしたらぶっ飛ばすからね。

・・・。
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