キャラクターのマカロンができるまで 第7回 コルネの作り方

小さいお菓子

コルネとは

コルネとは、三角形に切ったパラフィン紙(耐水、耐油性のある紙)や、OPPシート(ポリプロピレン製の透明フィルム)などで作った円錐形の小さい絞り袋のこと。アイシング(粉砂糖のペーストで作る飾り)やパイピング(コルネに入れたクリームなどで文字や絵を描くこと)に使います。

フランス語でcornet(コルネ)は「角(つの)」という意味。パンやパイを円錐形の型に巻いて焼き、中にクリームなどを詰めたものもコルネという名前が付いていたりするそうです。日本ではチョココロネとかかな。ちなみに英語の角(つの)はhorn(ホーン)でウシやヤギなどの枝分かれしていないツノのことだそうです。

円錐形で角(つの)型をしていればコルネでもコロネでもいいのかな?

コルネの作り方  

今回は、幅25cmのオーブンペーパーを使って作ります。(ダイソーで買ったオーブンペーパーの箱には「クッキングシート」と「Baking Paper」という2つの名前が書いてあります。)

名前統一して欲しい・・・。

実際の顔作りに取りかかる前に、コルネもたくさん用意しておきましょう。中くらいのと小さめの2種類あると、たくさん絞りたい時と繊細に描きたい時に、使い分けができて便利です。

追伸:小さいコルネは使いにくかったので必要ないです。ごめんなさい。

今回の解説では中くらいのサイズを作ります。

まずこのくらいの長方形を作ります。今回は、この長方形を2枚重ねて折り、4つ分まとめてカットします。

こんなふうに上の山が少しずれるように折り、折り目をカットします。(きれいに対角線に折ってもできます)

巻き方は一番わかりづらいところなので、補助線を入れて説明します。三角形の上の直角から、真下に下ろした点線の先が、コルネのとがった先端になります。

左側からくるくると内側に巻き込んでいきます。この時(右利きの場合)、左手の親指、人差し指、中指の3本で、コルネの先端になる部分(紫色のシールで指している「ココが先端になる」の部分)を下からつまみ、右手の親指と人差し指で、赤いライン部分(ハサミの刺さっているところ)を内側に巻いていきます。巻いていく時に、左手でつまんでいる「ココが先端になる」の部分が右にずれていかないように注意して下さい。

巻き終わるとこのように赤いラインと黒いラインが合わさって円錐形の先端がとがっているのが理想的です。合わさっていない時は、内側の紙(赤ライン)と外側の紙(黒ライン)をほんの少し上下させてすり合わせながら、赤いラインと黒いラインが合わさるように、先端がとがるように調整します。赤いライン、黒いラインがピタッと合わさり、その後ろに黒い点線も重なって見える状態がベストです。うっすらと透けて見える紙なので補助線がなくても、内側のラインと外側のラインが合わさっていることを確認できます。

最後に黒いラインの先を内側に折り込んであげると、アイシングやガナッシュを入れる時に邪魔になりにくいです。ここを折り込んでからホッチキスを使ってとめましょう。つるつるすべるタイプの紙なのでセロテープではくっつきません。

食品の包装袋などに使われている「ポリプロピレン製の透明フィルム」OPPシートでコルネを作る場合はホチキスではなくセロテープでとめられます。(OPP…Oriented Polypropylene)

小さいコルネは小さい長方形から同じように作ります。

小さいコルネはおっさんみたいに神経質な人以外は必要ないです。

じゃあ、いらないね。

中身を入れて閉じる時、一番上の直角部分をフタのように手前に閉じるのはOKです。そのいきおいでホッチキスでとめた手前方向にくるくる巻き込みたくなると思いますが、手前に巻き込んでしまうとビシッととがらせた先端がゆるんできて、細くて繊細な文字や模様が書きにくくなってしまいます。コルネに入れた中身を先端に送り込むためには、ホッチキスでとめた反対側へと折りたたんでいきます。そうするとホッチキス側の閉じ目ライン部分が上に引っ張られ、先端のとんがり状態が維持されます。

おっさん作りすぎやて。

コルネはアイシング用とガナッシュ用にひとつづつ、予備でもうひとつ。3つあればOK。心配な方は5つくらい作っておきましょう。

巻き方を動画にしてあります。参考にしてね。

おっさんなんで手袋してんの?

手がおっさんだから・・・。

誰も気にしてね〜わ!あほちゃうか。

次回は第8回 「アイシングの作り方」と「コルネの使い方」です。お楽しみに〜。

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