レビューじゃないんかい。
一人で外食できなくなった歴:3年と9ヶ月
顎関節症の悪化で、もうかれこれ4年近く「一人での」外食ができていないアタクシ。
職場の食事会で外食する際はミキサーを持参し、コンセント近くの席を案内してもらって、ミキサーで粉砕しては、◯◯のようになったペースト状のものを、他人の視線を気にしながら食べるという有り様。
しかも食べるスピードも遅いので、いつも待たせてしまいます。
そりゃ色々気になって仕方ないわな。
リバースめし。
言うたらあかん!
あるレストランでは、コンセントが厨房の入り口の横にしかなく、そこまでミキサーを持って行っては粉砕して席まで戻るという往復に、ミキサー回す音もかなりうるさいので、お客様の視線を集めてしまいました。
目立ちすぎ。
とほほ。
そりゃ1人では外食しにくいわな〜。
顎関節症おじさんの食事のお供は常にミキサー。
慣れとあきらめ
ミキサーで全ての食材を粉砕することに疲れて、ミキサーをその都度洗うことにも疲れた。
だから柔らかいものばかり選んで食べたり、ずれた顎で食べ物を噛み噛みしたら、飲み込むように食べることに慣れてきて、ミキサーを使う回数を極力減らしてきた今日この頃。
パスタやラーメンが食べたい!
麺類はどんだけ柔らかく茹でたとしても、前歯で噛み切ったり、奥歯ですりつぶしたりする動きができないので、長いまま飲み込んで喉に引っかかって、窒息しそうになるという顎関節症殺しの上位ランカー。
危うく孤独死するとこだったわさ。
鼻からパスタ飛び出してくたばってたら、救助に来た救急隊員さん笑っちゃうかもね。
お姉さん、不謹慎なこと言わんといて。
職場のスタッフに教えてもらった「食事用のハサミ」
そんな愚痴をこぼしていたある日、職場のスタッフが「食事用のハサミがあるよ。」と教えてくれまして、帰宅してからネットで調べたら、たくさんのハサミが出てきてどれを選んだら良いものか。
そんな中、麺を切るために刃が波状形状になっている唯一のハサミを見つけまして、即ポチしてしまったのであります。その名も
「携帯用お食事ハサミ 麺切って!!」
刃渡りが親指くらいしかあらへんがな。
携帯用とあってコンパクトな手のひらサイズ。アタクシの「いつか一人で外食を」という夢に一歩近づくための秘密兵器になりそうな予感。
その他の特徴
・当たり前ですけど、刃が波刃形状になっているので、麺を逃さず切ることができます。
・簡単に2つに分解できるので綺麗に洗えます。
・袋付き
ハサミが入っているスライダーチャック式透明袋が、持ち運びの際にハサミを入れる袋としてそのまま使えます。
・あと、ヘンテコなバネがついていてそれを使うとバネの反発で多少ハサミが開くのを後押ししてくれるけど、おまけ程度の機能な気がします。
逆に言えば握って切る時の抵抗にもなるので、美容師さんだったらキレそうな機能。
美容シザーじゃないんだからキレるとこじゃないでしょ。使わないなら折りたたんでおけるんだし。
キレてないですよ。
青筋たっとるやろ。
こ、これは・・・抑圧された不安と怒りが無意識の領域を蝕んで・・・いつも緊張していて・・・だから顎がズレて・・・ぶつぶつ・・・。
ぶつぶつ言うてないで、ハサミのレビュー続けなはれ。
パスタでお試し
これまでは、レンチンした冷凍パスタも自分で茹でたパスタもミキサーにぶっ込んで「そばめし」と化していましたが、今回は食卓にレンチンパスタを持ってきて、このハサミでチョキチョキ。
おっさんの食事はパソコンの画面の前だから食卓ちゃうやろ。
・・・。
キレてんの?
キレてないですよ。
右手に箸、左手に麺切りバサミという、ひとりシザーハンズおじさんは、見た目の奇抜さでミキサー粉砕おじさんに引けをとりませんが、ミキサーの場合に比べてコンセントを探す必要もないし、ミキサー持ち運びストレスからも解放されると思うので「一人外食」への道がグッと近づく期待感。
当たり前だけど
それでもやっぱり何度も何度も箸で持ち上げてはチョキチョキを繰り返すので大変と言えば大変。
腱鞘炎になりそう。
そんなん言うてたら一日中チョキチョキしている美容師さんにキレれられると思うわよ。
・・・。
製造元
製造元は岐阜県関市の「ウエノハサミ」
メイドインジャパンです。刃物の街、岐阜県は関市の逸品でした。
さすがの切れ味。メイドインジャパンの職人さん大好き。
メイドインジャパンの引きこもりが何言うとんねん。
・・・。
ではまた、次回もお楽しみに〜。じゃね〜。